入れ歯治療とは
入れ歯治療は、失った歯を補うための一つの方法です。
自然な見た目と機能を回復するために、個々の患者さまに合わせて設計された人工の歯(入れ歯)を使用します。
入れ歯の種類
入れ歯には大きく分けて、全部床義歯(全口の歯を補う入れ歯)と部分床義歯(一部の歯を補う入れ歯)の2つの種類があります。どちらのタイプを選択するかは、患者さまの口腔内の状態とニーズによります。
入れ歯治療のプロセス
❶ 入れ歯治療は、まず患者さまの口腔内の詳細な検査から始まります。
❷ 患者さまの口腔内の型を取り、それを基に入れ歯を作製します。
❸ 作製した入れ歯は、患者さまの口腔内にフィットするように微調整を行います。
入れ歯のメリット
入れ歯は、噛む力を改善し、食事の嚙み切りや発音を助けます。
また、適切にフィットした入れ歯は、自然な見た目を提供し、自信を取り戻すことができます。
入れ歯のケア
入れ歯は、毎日の清掃が必要です。また、定期的に歯科医院でのチェックも重要です。
これにより、入れ歯が適切にフィットし続け、口腔内が健康であることを確認できます。
保険治療による入れ歯
保険治療による入れ歯は、健康保険が適用されるため、自己負担額が抑えられます。
しかし、保険適用の範囲内での材料や技術を使用するため、見た目やフィット感に制限がある場合があります。
自費治療による入れ歯
一方、自費治療による入れ歯は、保険適用外の治療ですが、より高品質な材料を使用したり、最新の技術を取り入れたりすることが可能です。これにより、自然な見た目や優れたフィット感を得ることができます。
ただし、自己負担額は保険治療よりも高くなります。
自費治療
ノンクラスプデンチャー
ノンクラスプデンチャーは、金属のバネのような留め具(クラスプ)を使用しない部分入れ歯です。通常の部分入れ歯には、人工歯、歯茎の上に乗る床、そしてクラスプの3つのパーツが含まれていますが、ノンクラスプデンチャーは、歯に引っ掛ける部分はやわらかい素材で作られています。そのため、装着感が良好で、見た目も目立ちにくい特徴があります。
ノンクラスプデンチャーは、金属がないため、見た目を気にする方や快適な装着感を求める方におすすめです。
費用:患者さんのお口の状態によって変動しますが、およそ15万円~です。
金属床義歯
金属床義歯は、部分床義歯の一種で、主にクロムコバルト合金などの金属を使用しています。金属床義歯は、強度が高く、薄く作ることができるため、装着感が良いとされています。
金属床義歯の適用
金属床義歯は、特に大きな欠損部を補う場合や、咬合力が強い人に適しています。しかし、金属床義歯が最適な選択肢であるかどうかは、患者さまの口腔内の状態やニーズによります。当院では、患者さま一人ひとりの状況に合わせた最適な治療計画を提案します。
金属床義歯のメリット
金属床義歯の最大のメリットはその耐久性です。金属はプラスチックよりもはるかに強く、長期間使用することができます。また、金属床義歯は薄く作ることができるため、口の中で違和感が少なく、発音や咀嚼にも影響が少ないとされています。
金属床義歯のデメリット
しかし、金属床義歯にはデメリットもあります。金属は見た目が悪いため、笑ったときなどに金属部分が見えてしまうことがあります。また、金属アレルギーの人には適していません。
費用:相談・検査・診断・治療までの標準料金(税込)¥150,000 ~ ¥300,000